2003年4月の業界裏話

  お菓子ファンの皆さん、こん**は。お元気ですか?
「桜の花がようやく満開になった-」と思ったら、あれよあれよという間に意地悪な雨風に曝されて、お花見シーズンも「アッ!」という間に終わってしまいました。
今年は、寒い日が続いて、つぼみのふくらみ具合が気になり、満開になったら一席設けようと思っていたのに・・・。本当、桜の花ははかないものなんですねぇ。

先月の「業界裏話」は、「お菓子フェスティバル」の予告―ということで、「今年の”お菓子フェスティバル”はどうなるか?」という情報をお届け致しましたが、いかがだったでしょう?。

さて、今回の「業界裏話」は、最近業界に起こっている残念(?)な事を、2〜3お伝えしなければなりません。(グッスン・・・)

ま、お菓子に関心のある皆さんの事ですから、もう既にご存知の方も多いと思いますが、”キャラメルコーン”や”オールレーズン”などの焼き菓子で有名な東ハトさんの民事再生法適用申請の事や、P&Gさんの代表的なポテトチップス「プリングルズ」の販売権が明治製菓さんに移行した事、はたまた”クロレッツ”や”ホールズ”、”メントス”などで知られるファイザー・コンシューマーInc.の営業権が、キャドバリー・ジャパンに移行した事などです。

「プリングルズ」や「クロレッツ、ホールズ、メントス」などの販売権が移行した事は、菓子業界の勢力図が塗り替えられて行くといった事で、ある意味に於いては納得できる出来事なのかもしれませんが、東ハトさんの民事再生法適用申請には、正直残念でなりません。

ま、そこの処をお知らせしましょう。


予てよりバブル期のゴルフ場投資などによって経営が逼迫し、3月14日付けの日刊紙報道によって東京地裁に民事再生手続きを申請した事が発覚したスナック焼菓子の鞄激nト(小林順子社長・本社=東京都渋谷区代々木)では、裁判所から同手続きの開始が決定した事を受け、3月18日午前10時〜東京都新宿区新宿・東京厚生年金会館大ホールにおいて一般債権者に対する説明会を開催し、事の経緯を説明して不祥事を詫びると共に、今後の経営再建に向けての協力を求めた。

同社は昭和27年に英字ビスケットの製造を皮切りに創業。昭和40年代には現在でもロングセラーとして看板商品にもなっている「キャラメルコーン、オールレーズン」などにより東ハトブランドを築き、現在でも菓子事業においては約15億円ほどの営業利益を確保している。

しかし、ブームに乗ってゴルフ場経営に進出し、平成6年に千葉県市原市に開場したオークビレッジゴルフクラブや海外のゴルフ場への投資、新ゴルフ場造成のための土地手当て等がバブル崩壊のあおりを受けて厳しい状況になると共に、多額の借入金の返済が経営を圧迫するようになり、平成8年からはゴルフ場会員権の預託金の償還請求を受けるようになった事で、菓子事業では利益が出ているものの資金繰りが厳しい状況が続いていた。

こうしたストック及びフローの両面における財務内容悪化が恒常化した事から平成14年8月、メインバンクより外資系監査法人の経営分析を受けるよう指導もあり、結果的には事実上大幅な債務超過状態が浮き彫りとなった事から、不良部門のゴルフ場経営を分離し製菓部門の営業権譲渡による再建計画が打ち出されてスポンサー選定作業が進められていた。

その間数度にわたる資金ショートの危機に直面した事で、選定作業が難航。今2月再度の資金ショートに際して、資金援助を受ける条件として、独占交渉権を与える事となった先がユニゾン・キャピタル・パートナーズL.P.(ケイマン籍)の国内関連会社ユニゾン・キャピタル鰍ナ3月14日付をもって同社と営業権譲渡に関する契約を締結すると共に、ゴルフ場の預託金返済請求がピークを迎え、資金繰りが逼迫する3月末を前に民事再生手続の申請を行ったもので、同日付で弁済禁止の保全処分命令が出され、3月17日付で民事再生手続き開始決定が下された。

しかし、3月27日付の日刊紙々上では、ユニゾングループ(ユニゾン・キャピタル丸紅・バンダイの3社連合)の他に、日清食品・三菱商事・ゴールドマン・サックス証券の新たな3社連合が入札に名乗りを上げた事から、一時はスポンサー企業が流動的になったものの、3月28日付で再入札が行われた結果、改めてユニゾングループが183億円で同社の営業権を買収する事となった。

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