2000年4月の業界裏話

春の「選抜高校野球」も終わり、いよいよプロ野球も開幕。ようやく本来の春らしくなってきましたが、皆さん如何お過ごしでしょうか?4月の業界裏話をお届けします。
さて、今回の業界裏話は、これから本格的な需要期に突入する水物商品の中から「ゼリー」についてのあれこれをお知らせしたいと思います。
皆さんの中にも「ゼリー」大好きな方が沢山いらっしゃると思いますが、「ゼリー」にも色々な種類が有り、形態から分類すると小さなカップ入りの「ポーションゼリー」や最もポピュラーな「カップゼリー」 などがあり、原料から分類すると「寒天ゼリー」や「ゼラチンゼリー」などに分類されます。
さて、今回は皆さんに最も身近でよくスーパーやコンビニエンスストアなどで売られている「カップゼリー」に付いて更に詳しくお伝えします。

  ◆一般的なゼリーの原材料
ここではごく一般的な「ゼリー」の原材料をご紹介します。先ず「果糖ブドウ糖液糖」(読んで字の如く液体の糖です)、「砂糖」、「ゲル化剤」(増粘多糖類とも呼ばれ、液状のものをゲル状に固める海草類などから獲れる凝固剤=カラギーナン、寒天、ゼラチンなどもこの部類に属します)などが主となり、これにフルーツ系でしたら「フルーツ果汁」や「酸味料」「香料」「着色料」などが加えられ、「コーヒー」や「フルーツの果肉」、OOOOライフのこんにゃくXXXで知られる「こんにゃく粉」などを入れる商品も有ります。

 

◆メーカーが明かす商品作りのポイント
さて、上記したように「ゼリー」の原材料のベースは、どのメーカーの商品もほとんど同じですが、例えば同じ「フルーツゼリー」でも商品によって「味」や食感が微妙に違っている事をご存知でしょうか?というのも、「ゼリー」の命は「糖度」(甘さ)と「Ph」(水素イオン指数)と言われるほど、両方のバランスが大変重要なファクターとなっているんです。
つまり、「フルーツゼリー」で言えば、「糖度」をあまり上げすぎる(甘くしすぎる)と素材(オレンジやグレープなどの果物)の味を損なう事になるし、かといって下げすぎる(甘さを押さえる)と味気ない豆腐のようになってしまう怖れが有るため、通常は「糖度」が20〜21ブリックス(甘さの数値)が理想とされています。
また、「Ph」 に付いては皆さんも学校で習われたと思いますが「7」が中性で、数字が小さくなると「酸性」、高くなると「アルカリ性」なんですが、一般的な細菌が酸に弱い事やフルーツの持ち味である酸味と言う面から商品は弱酸性に仕上げて商品の品質保持や果物の爽やかさを表現している場合が多いのですが、反面「ゲル化剤」が酸性に弱く、あまり強い酸性にするとゼリーが固まらないと言う事も有って、この辺が微妙に各メーカーの「味」や「食感」の違いとなって出てきているようです。
皆さんも、是非一度色々なメーカーの商品を食べ比べて見て下さいね。
  ◆容器の種類
次に、容器の種類に付いてですが、一口サイズが人気の「ポーションゼリー」では大体1カップ16g前後が主流で、1袋に25個入っているものを中心にファミリーサイズの50個入りなんて言う大袋も出ています。また、「フルーツゼリー」の主流は、1カップ65g前後のものが多く、1袋5個入りの袋物から30個を箱に入れた進物商品なども各メーカーから出されています。その他、デザートタイプでは、B社のように100g以上の大きなカップに入った商品も有り、売り場もコンビニエンスストアのチルドデザート売り場から、スーパーの菓子売り場、ディスカウントストア、ドラッグストア、100円ショップなど様々な売り場で売られています。
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